前立腺は男性だけが持っている器官です。尿道を囲む形で膀胱の真下に位置しているくるみほどの大きさの生殖器です。
主な働きとしては精液を作ることとされていますが、その役割は解明されていない部分が多く、未知の状態です。
その部分が炎症を起こすのが前立腺炎です。
男性の約半数が一生のうちに一回は体験する病気と言われています。また再発性が高い病気でもあります。

原因として考えられるのは細菌性によるものと非細菌性によるものです。
細菌性は、常在菌である大腸菌やブドウ球菌などが尿道に入り込んで繁殖する場合や性感染症によるものです。
この場合、パートナーへの感染を防止するために完治するまでは性交を控える必要があります。

もう一つの非細菌性のものは、現在のところはっきりとした理由はわかっていません。
過度のストレスを受けたことやデスクワークなど長時間前立腺を圧迫し続けたことなどによって炎症が起こるからと言われています。
前立腺炎の症状がみられるものの検査によって細菌が検出されなかった場合は非細菌性と判断されます。
非細菌性は原因がわからないため再発の恐れが高いため注意が必要です。

前立腺炎になると前立腺が炎症によって腫れて尿道やその他の周辺部位を圧迫します。
尿道が前立腺の炎症によって狭くなっているため排尿が困難になることで残尿感があることや腫れた前立腺が膀胱を圧迫するので少しの量でも排尿が必要になるために頻尿になること、周辺の部位を圧迫することによる下腹部の不快感、尿道が狭く前立腺が炎症を起こしているために何かが通ると痛みを感じることなどがあります。
また、このように炎症による痛みや頻尿による排尿への切迫感などからペニスの神経も常に刺激を受けている状態になります。

前立腺炎と早漏にも関係性があると言われています。
早漏は刺激に耐性がないことでパートナーが満足するよりも早く射精してしまう状態です。
常にペニスの神経に刺激を与える前立腺炎を患うと、性的な刺激に加えてさらに感じやすくなるため早漏になりやすいということです。

早漏の前に前立腺炎を治療しよう

早漏は男性にとって精神的な負担になります。
原因としてはいろいろなものが考えられますが、関係性があるとされる前立腺炎になっている場合には、先にそれを治療しておく必要があります。
前立腺炎を治さないままに早漏の治療を行なったら結果的に改善されないまま治療を長引かせる恐れがあります。

前立腺炎には細菌性と非細菌性の2つの原因があります。
細菌性は前立腺に溜まっている細菌を出し切らないと炎症が治りません。そのため抗菌剤を一定期間服用します。
前立腺は代謝が良い部位ではないため抗菌剤の効果が届きにくいところです。
そのため他の部位で服用する抗菌剤よりも長い期間が必要になります。抗菌剤の効果によって、細菌が死滅すれば炎症が引いてきます。
服用中に症状がなくなったとしても細菌が潜んでいる恐れがあります。必要とされる分量を確実に服用する必要があります。

非細菌性の場合は、原因がはっきりしないので生活環境を改善する必要があります。
前立腺の血流を阻害されないように圧迫しないことが重要です。
例えば長時間のデスクワークです。定期的に立ち上がって血流が阻害されないようにします。
またバイクや自転車などは前立腺への刺激が強いため使用を避けた方がいいでしょう。
食事面では刺激物や飲酒は影響が強いので控えるようにします。

前立腺炎の治療を行うことで症状に改善が見られるはずです。前立腺炎が原因となる早漏だった場合には、同様に改善が見られるはずです。
もし早漏には改善が見られない場合には、別の原因があるはずです。原因を探ってそれにあった治療を行います。
先に前立腺炎の治療を行わないとこのような切り分けができないため無駄な早漏治療をする恐れがあります。